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天使か悪魔か

リアルババアあしゅのいらん事言いブログです。 昔の記事は http://maho.lomo.jp/nashural/ に。

異国の家族

2006年の記事。


私が小学校3年生ぐらいの時に
村に台湾人の家族が越してきた。
うちの家族とは父親の仕事の関係で
家族ぐるみで付き合っていた。

台湾人Tさん一家は、夫婦と男の子がひとり。
娘も2人いるが、台湾に住んでいるという。

そのTさん一家と交流して、子供ながらに
同じ東洋人でも、ここまで違うのかと驚いたものだ。


まず、皮膚の質感が違う。
例えて言うと、日本人がすりガラスなら
台湾人は象牙なのだ。
皮膚が厚いのか、透明感はないが均一な肌色で美しい。
日本人だと、耳の後ろがそれに近い質感である。

そして体臭が、薬草?みたいな匂いである。
ああいう料理を日常的に食っていれば無理もないと思う。


私はTさん一家が大好きだったが
ひとつだけ辛い事があった。
私が自分の部屋にいると、突如ヘンな匂いがしてくる。
あ、来たな、と思って身構えていると
半径どのぐらいまで匂いを振りまいているのか
しばらくしてやっと、Tおばさんの足音が聞こえ始め
家のチャイムが鳴り
「おくさーん、料理おすそわけ来たよー」 と
声がする頃には、家中が
その破壊的な匂いで充満しているのだ。

しょっちゅうおすそわけをしてくれるが、全部が煮物系で
それをとうちゃんが酒の肴に喜んで食うのだが
食卓に置かれた鍋からは、何の匂いなのか
生まれてこのかた、一度も嗅いだ事がない
物凄い異臭が漂い、食欲も枯れ果て
こっちは飯どころじゃない。

鍋の中身を覗き込んでも、材料の元の姿がわからない。
てか、日本にある食材で
こんな匂いと形の料理が作れるのかすら疑問だ。

あまりの臭さに 「この匂いが嫌い」
と言ったら、とうちゃんが
「その国にはその国の料理があるんだ。
 それを嫌がるのは
 その国の文化を否定する事になるんだぞ!
 そんな失礼な考えを持つな!!」
と、烈火のごとく怒った。

ああ、そうか・・・、と、反省し
二度とその台湾料理を非難しなくなった私だが
ある日の夕方、田んぼをウロウロしている
Tおじさんを見かける。
「何をしてるの?」 と、近寄ったら
手にビニール袋を持っていて
その中にカエルが数匹入っていた。

私は節足動物以外では、カエルが一番嫌いなので
激しく引いたが、Tおじさんは
「カエルを取っているんだよ、美味しいんだ。」 と
私には禁句同然のとんでもない事を言う。

食べられる食用ガエルがいるのは知っていた。
でも、袋に入っているのは、どう見ても青ガエルである。
「・・・・それ、食べられないカエルなんじゃないの?」
と、聞くと
「日本人は食べないらしいねえー。」 と、さらっと答え
「あ、殿様ガエルがいた!」 と、捕まえて
「これ、特に美味しいね。 おくさん喜ぶよ。」
と、私に見せてくれた。

私はほんっっっっっとーーーーーにカエルが
大大大大大嫌いなのだ。
青ガエルも、小さいくせに妙にふくよかな太ももが
リアルで気持ち悪いが
殿様ガエルなんか、背中の複雑で奇妙な模様が
もうゾッとしてゾッとしてーーー。

この世で一番見たくないものを鼻先に突きつけられ
泡を噴きそうになりつつ、全速力で家に帰った。

それ以降、鍋の中に何が入っているのかは
一切考えない事にした。
とうちゃんの教え通りに、台湾ではあれで普通なのだ
と、思い込んだからだ。

後年、漢方薬を煎じた時に、ふと懐かしい気持ちになり
その匂いがあの台湾料理に酷似している事に気付いた。
どうやら体には良かったらしい。

が、胃を治すための漢方薬だったが
ひとくち飲んでオエッとなり、もうゲロゲロで
「胃が悪い時にこんなもん飲めるかあ!」
と、叩き捨てた。
良薬口に苦し。


台湾人と日本人の一番の違いは、人間性である。
Tおじさんは、よくうちに飲みに来て
その時は楽しそうにしているが
普段は無口で大人しい印象だった。
だが、実にキッパリした性格で
自分の意見をはっきり言う。

Tおばさんは、明るく大らかで
でもこれまた物事をズバズバ言うので
オブラートに包んで回りくどい気遣いの日本人からしたら
特に、山奥の村人には面食らう存在だったろう。


Tおばさんに頼まれたせいもあり
私は夫婦の息子Kと、よく一緒に遊んだ。

しょっちゅう、あの料理の匂いが漂うT家に
遊びに行ったが、Tおばさんは普段はニコニコしてても
私たちが悪い事、危ない事をしたら、般若のような顔で
「それダメね! ダメダメ! 危ない! 悪い事!」
と、怒鳴り散らす。

最初に怒られた時は、こんなにわめき散らす大人を
初めて見たので、あまりの恐怖に固まってしまった。
きっとその時の私は、まさに
ハトが豆鉄砲をくらったような顔になってただろう。

ひとしきり叫んだTおばさんは
コロッといつものTおばさんに戻り
「もうしちゃダメね。 これ食べてあっちで遊ぶね。」 と、お菓子をくれるのだ。
最初の頃は、この豹変ぶりに付いていけず
すげえ動揺してたものだ。


T家のクリスマスは、ツリーを飾り、ごちそうを作り
華やかなイベントだった。
もちろんうちでもツリーとケーキぐらいはあるが
かあちゃんは 「プレゼントは何がいい?
 おとうちゃまに言いなさい。」 と
4~5歳児の私に、サンタの存在を
1mmも感じさせてくれなかった。

ちょっと知恵が付いてきて
「サンタさんは?」 と、聞くと
「おとうちゃまが汗水流して働いたから
 買ってもらえるのよ!」
と、かあちゃんにかかれば
世界的プレゼンターもどこの馬の骨扱いである。

こういう親なので、うちでは淡々とした
とりあえずなクリスマスだったが
T一家のクリスマスは
飾りつけもゴージャスで物珍しかった。
ただ、ツリーの飾りなど
日本のキャラクター感覚と違うのか
微妙にデッサンの狂ったリアルさが
不気味さをかもしだし、それがまた興味深かった。


T夫婦は、イントネーションこそ
他国の人そのものだったが、日本語はペラペラだった。
その息子Kは、まったく日本語が喋れず
意思の疎通に苦労した。

Kは中学生の年齢だったが、言葉の問題があるので
小学校6年に編入した。
が、何故かクラスメイトとは遊ばず
放課後はいつも私と私の友人と3人で遊んだ。

内気な性格なのか、黙って着いてくるだけで
何がしたいのかわからない。
日本語で話しかけても、ニコニコするだけで
返事もまったくしない。

困り果てた私たちは、Tおばさんに聞いた。
「“バカ” って台湾語で何て言うの?」
Tおばさんは 「サークァって言うね。」
と、サラリと答えた。

私たちは反応の薄いKに 「サークァ」 と、叫んだら
Kが笑いながら追いかけてくる。
私たちはキャアキャア言って逃げる。
そういう遊びを発明したのだ。
単なる追っかけっこだが。

それ以来、楽しくやってたのだが
ある日かあちゃんがそれに気付き
「そういう遊びはしちゃいけません」 と、注意され
Tおばさんにも謝っていた。

Tおばさんは、「子供の遊びね。 気にする事ないね。」
と、あっけらかんとしていたが
私はかあちゃんの言い付けを守り
以後はブランコや鉄棒などでKと遊ぶようになった。


T一家は2年も経たずに転勤して行った。
中学になったある日、友人との間でKの話題が出て
「Kは知的障害があったんだよ」
との、友人の言葉に驚愕した。

「・・・じゃあ、私たちが
 “サークァ” って言ってたのって・・・」
「うん、最初、知らなかったとは言え
 Tおばさんには気の毒な事をしたよね。」
「いつから知ってた?」
「しばらくしてから何となく。
 あんた、全然気付いとらんかったじゃろ?
 そういうとこ鈍いもんね。」

そういえば、Kは親に対しての台湾語も
単語しか話していなかった。
最後の最後まで、Kは日本語を喋らなかった。

私は自分が何ちゅう無神経なヤツなんだ
という事にショックだった。
が、Tおばさんの対応は本当に
気にしていないように思える。
台湾人が全員T一家と同じではないだろうが
日本人とはここでも感覚が違うのか?
これで思い出した出来事があった。


私が小学校5年の頃、学校の廊下で
皆でワイワイ騒いで遊んでいた時の事。
笑える事を言ったヤツがいたので
笑いながら、「もう、バカじゃねえ?」
と、肩を叩いたら
今まで笑っていたそいつが、急に泣き始め
「あしゅがバカって言ったーーーーーーっ」
と、先生のところへ走って行ったのだ。

一体どういう状況なのかが飲み込めず
先生に呼ばれ事情を聞かれた私は
「普通に遊んでいたのに何でですか?」
と、逆に質問した。
先生は 「とにかく、バカとか人に言わないようにね。」
とだけしか答えなかったが
翌日の朝礼で校長先生が
「人にバカとか言ってはいけません。」 と、演説した。

結局、その理由が何なのか説明もなく
私にはわからなかったが、友人が教えてくれた。
「特殊学級ってクラスがあって
 普通の勉強についていけない子が入るんだって。
 あの子はそこのクラスなんだよ。」
私が思ったのは、じゃあ、勉強についてこれない子は
バカなのか? だった。

特殊学級の話は聞いた覚えがあるが
誰がいるのかも知らなかった。
生徒数は少ないが、学年には2クラスあり
うちのクラスにいない子は
隣のクラスだとばかり思っていたのだ。
特殊学級ができたのは、私が小学5年になってからで
中学でもあったが、2年になって廃止されたようで
誰がそのクラスだったのか
まったく判別ができないままである。

“バカ” という単語に過敏反応する子に
それに対してキチンと説明もできない教師。
よくわからないまま
“バカ” と言っちゃいけないんだと思い込む生徒。
一体どういう教育なんだ?


私は今でもこの問題に関しては、わからない。
多分、私が鈍感で無神経なだけなのかも知れないが
通常の接し方で不都合がある場合は
注意点を最初に言ってほしいもんだ。
気の回しすぎもイヤなもんじゃないのかなあ。

ある盲目の人が
「僕は目が見えないから、家では壁を伝って歩く。
 ところがうちの奥さんは 『壁が汚れるからやめて』
 と、怒るんだよ。
 ひどいよね。
 でも、他の人だとこんな事は言わない。
 だから奥さんと結婚したんだ。」
と、楽しそうに笑っていた。

この話の意味も、どうとらえていいのかわからない。
結局は個人個人で感覚が違うのだろうが
だからといって、この愚鈍な私に
そんな臨機応変は無理である。


差別は言語道断だが、区別は必要である。
でも、その区別さえもどうかな、という場合もある。

T一家は、息子の知能障害など、気にもしていなかった。
数年後に、「近くに用事があったから」 と
T一家がうちに訪ねてきた。
Kは20代半ばになっていたのだが
あの頃とまったく変わらない若さで
まるで時が止まったかのようだった。

いや、髪をクルクルにパーマを掛けて
より一層可愛くなっていた。
聞くと、特殊学校に通っているらしい。
「結婚とかどうするの?」 との、私の不躾な質問に
T夫婦は笑って言った。
「この子を一生養える財力の持ち主ならいいけどねー。
 そんな女性は中々いないから
 ずっとうちに置いとくよ。」


このT一家との付き合いは
子供の私にとってこの上ない教育であった。
外国人と日本人との違いを自然に認識できた。
台湾人と中国人、韓国人、日本人
同じ東洋人でも全部違う。
子供の時だったからこそ
何の疑問もなく受け入れられたと思う。
そして障害者への対応に関しても
考えさせられるきっかけになった。

今、T一家はどこにいるのかもわからない。
でも、再び会う事ができたら、色んな事を聞いてみたい。
聞いてはいけない事を聞いたら
ガッと怒った後にすぐ流してくれるから
私にとっては、とてもありがたい。
尊敬する一家である。



意識の整理

2006年の記事。


夢をみた。

かあちゃんの入院についていったという設定なんだが
かあちゃんが 「こんな部屋イヤ!」 というので
(うちのかあちゃんはこういうヤツなんだ)
最上階の見晴らしのいい部屋に変わった。

で、途中は省くが、入院中に仲良くなった他の患者に
「今日帰るんだ。 かあちゃんが死んじゃったから」
と言うシーンを、目覚めてから思い出して、ふと思った。

夢の意味については色々説があるだろうが
(どうでもいいので調べてない)
もしかして、夢には記憶の調整や
整理の目的があるんじゃないだろうか。


フロイトやユングが夢判断をしている
と聞いた記憶があるが
何でもかんでも性に結び付けているという批判もある。
いや、詳しくは知らん。
各自で調べて私に教えれ。

ネクタイを男性器の象徴だと言ったのは誰だっけ?
私には、あれは首輪と縄にしか見えんぞ。
労働者の制服なわけだろ?
奴隷時代の名残りじゃねえか?
何をどうしたらあれが男根に見えるんやら。
目が腐っとるぞ。


と、そういう事はどうでもいい。
毎晩欠かさずに夢を見て、それをしっかり記憶している
そこまでいったら睡眠障害の称号ゲットの私の経験上
夢というのは、脳内仕分け作業のような気がする。

辛い時には楽しい夢を見て
精神のバランスを取っているフシがあるのだ。
他の記憶も、都合のいいように解釈をすりかえたり
記憶した出来事の気付いていない意味を付加したりと
夢でやってても不思議じゃないだろ?

あ、夢でやってるというより
やってる作業のせいで夢が生まれるんかも!

ほら、男性がエロAVを早送りして
都合のいいとこでストップかけるだろ。
その時に早送りをしている最中の
意味ねえ画像表示のように
脳の作業中に脳に映し出される画像が
夢として残るんかも???


しかし、それでは意味がつかない現象も
起きているのである。

学生時代の私も、相変わらずお金に無頓着で
仕送りがある日をすっかり忘れているような
アホだったんだが
仕送りの日間近になると、白い蛇の夢を見るのだ。

これだけだと、忘れている予定日を
脳がお知らせしてくれてる、と
いう説明で大納得な上に
自分のタイマー機能にうっとりするんだが
問題は臨時収入がある前にも
この白い蛇が夢に出てきていた事だ。

それも二度三度ではない。
全然関係ない時に、白い蛇の夢を見て
何のこっちゃ? と、思っていたら
かあちゃんが気まぐれな送金をしてくれたりで
激しくビックリするので覚えているのである。

ここで注目すべきは、何度となく
気まぐれな小遣いをくれる
かあちゃんに対してだろうが、それはおいといて
この白い蛇の夢は、一体何なんだ?

予知か?
だが、私に余分な能力は一切かけらもない。

他に考えられるのは、かあちゃんから私への念
つまり、テレパシーなのだが
貸したお金が戻ってきた、みたいな時にも
白蛇はチョロチョロしていたので
テレパシー説はちょっと薄い。

やはり、予知だと考えるのが自然なんだろうが
それは20歳前後の数年だけの現象で
今は白いどころか黒い蛇も、まったく出てこないので
それだと、意味のない時期に
意味のない能力を意味なく発動させて
自分の限りある能力をえれえ消費した気分で
ほんっと惜しくてしょうがない。


白い蛇の夢は特殊な事例として考えると
夢というのは、やはり記憶の調整のような気がする。

私は普段、すげえ大量の情報を摂取しているが
ゲームにハマると、入手する情報量がゴッと激減する。
(ゲームというのは
 そういう意味でバカを育てると断言できる。
 子供には当然お勧めしないし
 大人でも余暇にすべきだと思うぞ)
そういう時の夢は、何というか・・・ちゃちいのである。

普段の生活をしていて見る夢が映画なら
ゲームにハマっている時に見る夢は
便所の落書きみたいなもんか?
(あれもある意味アートだが)

入ってくる情報量によって、夢の質が変わるという事は
元々の脳の質や作りはそんなに
急激に変化するわけではないので
脳の働き方が変わっていると想像できる。


私の今の説は
「夢は脳の深夜残業 (超過手当てなし)」 である。
フロイト、おめえの脳はエログロ一色じゃあ!





デンジャラス・ネイチャー

2006年の記事。


ドドド田舎に生まれ育った私独自の定義として
コンビニが1個でもあれば、村じゃなく町!
デパートが1個でもあれば都会!!

「何だ、そのユルい設定は?」
と、思われるかもしれんが
コンビニどころか、スーパーすらなく
かろうじてある個人商店ですら次々に潰れていく
田舎に住んでみい?
コンビニのある場所なんか
ディズニーランドのごとく華やかに思えるんだぞ?

ちなみに、個人商店が潰れる理由は店主の寿命切れ。
まさに高齢化社会の恐怖が身近に存在する暮らしである。

アメリカの田舎でも、家が数軒ぽっちの村とかあるが
日本の田舎の特徴は、周囲が山に囲まれ
閉塞感がものすごい点だ。
砂漠だろうが荒野だろうが
平地なだけ、まだマシな気がするが
どっちもどっちかも知れん。


都会は危険で、田舎はのどかだというのは
誰でも持っている定番のイメージだが
ここにも常識の嘘がある。

都会の危険は、主に人工だが
田舎の危険はネイチャーメイドなのだ。
人間は大自然には勝てないと言うが、まさにその通り!

ぶってえツヤツヤなムカデが部屋を這ったり
でけえ蛾が壁の色に同化してへばりついてたり
自転車のチューブほどのミミズが出没したり
青大将がスーパーボールを飲み込んだり
通学時に生徒たちが蜂の大群に襲われたり
池にガマガエルが何故かほとんど動かずに定住してたり
猪が田んぼで集会をしてたり
靴の中に丸々青虫が入ってたり 
 (画びょうのがまだマシ)
頭と尾が黒い球体で胴体がオレンジ色の
毛虫?が大発生したり
ネズミやイタチが天井裏に生息して
捕食関係を繰り広げていたり
人間が彼らのテリトリーに入っているんだと
つくづく思い知らされる。


危険なのは生き物だけではない。

ちょっと裏山に入ると
遭難の恐怖が待っているのは当然で
私も数度ヤバい目に遭ったが、自力で脱出したせいで
誰も私の緊急事態には気付いてくれず
訴えてもねぎらいなし。

私の友人は、通学路
(ガードレールなし) (しかも国道) から
自転車とともに2m下に転落し
2時間後に人が通りかかるまで
助けを求めて叫び続けたという。

「2m下に (自転車と) 2人で、2時間後って
 2が揃ってて目出度いねえ」
という私の感想は冷たく無視された。

山を越えて通学をしている別の同級生は
クネクネの道 (砂利道)
(ガードレールほとんどなし)
(しかもこっちも偉そうに国道) 
をバカ正直に歩くより真っ直ぐに降りた方が早い
と、しごく正論な考えで
ショートカットを決行したところ
あまりにも急降下だったので
ふんばりきれず転げ落ち、林業の人に発見救出され
普通、まず病院だろ、と思うのだが
学校まで連れてこられ
全身ケガだらけだったが
それが奇跡的に打撲とかすり傷だったのが災いして
緊急全校集会で校長先生に怒られていた。


ついでに言えば、田舎の人も危ない。

自分の部屋で着替えをしていると、庭を横切っているし
居間でTVを観てると、縁側にいつの間にか座っているし
飯を食ってると、突然ふすまが開き
入って来るばかりか、飯までしっかりご馳走になるし
うちの家は、塀も門もチャイムもあったのに
それがまったく意味なし。

てか、うちの北は崖、西と南は段々になってる田んぼで
よじ登らないとうちにたどり着けず
うちに用事がない限り庭を横切る必要性が
まったくないつくりなのだが
無法地帯のごとく
周囲を誰がウロつくかわからん状況になっていた。


鍵が閉まっていると
「どうしたの?」 という土地なのだが
犯罪がないわけではない。

友人の近所の家は、6人だか7人だかの家族が
全員在宅している時に
奥の部屋が空になっていた。
どうやら全員が居間に集まってTVを観ていた時に
トラックを横付けされ
家財一式を持っていかれたらしい。
しかも真昼間。
この話を聞いた時、友人一同で大爆笑したが
よく考えるとこれ笑い事か?

他にも、歩いている子供を
「送ってあげる」 と、車に乗せ
その子の家まで行って、親に 「送り賃500円」 とか
何か充分に危ないと思うんだが、払う親も親である。


今もこの田舎に住んでいる友人と連絡を取り合っているが
携帯が使えるのが不思議でしょうがない。
あそこで受信可能なら
今や日本全国、圏外なし、って感じだ。



奈良公園

2006年の記事。


関西の観光地で、私が一番多く行っているのが奈良公園。
同じ古都でも京都は、観光スポットが
離れて点在しているので、とても行きにくいのだ。
奈良公園は、周辺に有名神社仏閣が
固まっているらしいので便利。

「らしい」 と、書いたのは、何度行っても地理を覚えず
気が付いたら、いつも興福寺あたりで迷っていて
夕方になるし、歩き疲れるしで
「もう、いいや」 と投げ出し
そこいらの鹿と戯れて帰るのが
毎度毎度のパターンだからである。

たまには、正倉院 (あったよな?) とか
春日大社 (あったよな?)
とかに辿り着きたいよーーーーー。


奈良公園をひとことで言うと、汚い。
そこかしこに鹿のフンが落ちていて
スカトロ嫌いの私には地獄。

いやいや、これは自然の摂理、ネイチャーメイド、と
いつもは剛毛の鹿をナデナデするのだが
今回はできなかった。

何故かっちゅうと、寄ってきた鹿の頭上に
天使の輪っかのように
虫がワンワンたかっていたからだ。
ほら、近付くと自分にうつる小さい虫群がいるだろ
あれだ。

「おめえ、どうしたんだ?」 と
その鹿にビビって逃げ腰になったが
よく見ると、他の鹿にも全員
天使の輪っかができている。
何かのバリア魔法かよ?
こんなん近寄れないよーーーーー。


こんな事は初めてだった。
行った場所によるのか、季節的なものなのか。

ついでに鹿たちもちょっとご機嫌ななめだった。
奈良の鹿は、元々愛想が良いものではなく
「鹿せんべえ、ねえんかYO!」 みたいな態度をする、
“神様の遣い” を傘にきた、イヤな性格なんだが
今回はそれに更に凶暴性がトッピングされていた。
まあ、虫にたかられりゃ
誰しも不機嫌になるとは思うが・・・。


今回も何か不毛な観光になったので
そそくさと近鉄奈良駅に戻ったら
スタバがあったので、フラペチーノを飲んださ。
(ここのトイレは心霊スポットらしいぞ!
 男子用か女子用か両方かはわからんが。
 もちろん入ったさ。
 もちろん私にはわからんだったさ。)

ここのスタバ、ジジババだらけで
しかも異様に仲が良い。
思わず、ジジババ専門のハッテン場か? と、邪推したが
そもそも奈良の老夫婦は
いつ見ても仲が良いカップルが多いのである。

ふたりで散歩をしたり、茶を飲んだり、手まで繋いでるし
ジジイがババアに優しくて、実に羨ましい夫婦仲なのだ。

以前も、ケーキ屋さんで
隣に座った老夫婦を観察していたら
「ほらほら、ケーキが来たよ。」 と、ジジイが
ババアのケーキのフィルムをはいであげてて
すげえ感動させられた。
コーヒーに砂糖まで入れてあげてたぞ!
まるで姫と執事プレイ!
心の奥底から羨ましい!!!!!


で、ババアについては口を濁させてもらうが
ジジイはすげえダンディ!
ダンディで優しいなど、真の紳士じゃん!
奈良のジジイは、このタイプがとても多いんだよなあ。
真の神様の遣いは鹿じゃなく、ジジイどもじゃねえの?

奈良はこれを観光名物にすれば
日本中の女性の未来の希望になるような気がするぞ。





カミングアウト・美容整形

2006年の記事


私は美容整形経験者である。

驚いたヤツも多いだろう。
私もとても驚いた。

早々に種明かしをすると、TVの番組で
美容整形外科医にインタビューをしていて
「今日はどんな手術を?」 「ホクロ除去です。」
というやり取りがあって

えええええええええええっっっ
じゃ、私も整形した事になるんか!

と、ビックリしたという算段なのだ。



20歳ぐらいの頃の事。
(注: 記憶があいまいな大昔の出来事はすべて
    ザツに 『20歳ぐらい』 にしているので
    あまりアテにはならない。)

こめかみのちょい下あたりにニキビができた。
その頃はまだ、お手入れなど重視していない
バカ娘な時期だったので
いじくり倒したあげくに治らないので
一体何を思ったのか
薬局に行ってイボコロリを買ってきて
そこに塗ったのだ!

ああ、もう、何ちゅうクソバカ女だよ!
過去に突進して、その時の私を
くびり殺してえーーーーー!!

私もバカなら、飼っているニキビもドバカで
イボコロリを塗られて、益々頑丈に育ってしまった。
しかも、そのイボもどきニキビは
そのまま何ヶ月も居座っているのだ。

「イボコロリを塗ったら本当にイボになった・・・?」
と、うっとうしく思っていただけだったが
(悩めよ、私!!)
ある日、調剤薬局に行った時に、ついでに薬剤師さんに
ちょっとした相談のつもりで、事のなれそめを話した。

そしたら、その薬剤師さん、
「何て事をするんですか!!」 と、大激怒。
「内部で炎症を起こしてしまってますよ
 すぐ皮膚科に行ってください!」
と、えらいな剣幕で説教されてしまった。

「ええ? そうかあ?」 と
とことんノンキな気分だったが
あまりに怒るので、皮膚科に行く事にした。



皮膚科のお医者さんに、怒られる事を覚悟しつつ
事情を話すと
「ああ、これは取っちゃった方が早いですね。」
と、あっさり。

「え? 取るって、手術ですか?」 と、ビビる私に
「電気 (レーザーかも。 よく覚えてない) メスで
 削るだけですよ。
 入院も入りません。
 他に気になるホクロとかも一緒に取れますよ。」
と、「なあんだ、楽勝なんだー」 と、思わせる返答。


気になるホクロ・・・・・
タイミングがいい事に、これがあるのだ。

以前エロトピアを読んでいたら、女喰いまくり男が
ヤった女性の太もも内側の付け根に、必ず点を刺青して
「これはエロボクロだ。 俺の女という印だ。」 とか
ほざく話があった。

・・・・・偶然にもそこにホクロがあるのだ・・・・・。

どう見比べても同じ場所で
他人事でエロを見ている分には楽しいのだが
自分とかぶると、すんげえ嫌悪感がしてイヤ!!!!!

ムカつく事に、それ以来
そのクソホクロ、私の憎悪のせいか
何かどんどん大きくなっているような気がして
何かどんどん痛くなってきているような気がして
とても目障り。


そこで、いきなりスカートをまくり上げ、片足を上げて
「ここのホクロが痛くて気になるんですーーー!」
と、やった。
当然パンツ丸見えである。
(ご丁寧にも、勝負回避パンツ)

お医者さんは50歳前後の男性。
「あんた、どんだけ恥知らずなんだ」 と
この話を聞いた看護士の友人が嘆いていたが
お医者さん相手だと、何を見せても
許される気がせんかあ?


お医者さんが引いたかどうかは
空気を読めない私には知るすべもないが
何のかんので、数個のホクロを
一緒に取ってもらう事になった。

麻酔の注射が痛く
「その注射の痛みに麻酔が必要だろ!」
と、言いたくなったが
切除自体は (当然だが) 痛みはなかった。

ただ、何かゴリゴリされてる気がして不愉快なのと
我が身が焼ける臭いがして
「・・・・・火葬・・・・・」 と、思っただけ。


取ったホクロは、足の付け根と、ブラが当たる脇と
メガネの何だっけ、鼻を支える部分が
当たるとこにあるヤツ。

ホクロは少ない体質なのだが
どうも、物が当たる部分にあるホクロができ
大きくなるような気がする。
育つホクロって、皮膚ガンになりそうで気になるので
今後もできたら容赦なくバンバン切り取っちゃる!


メガネが当たる場所は、痕が残ってしまったが
気にならない程度。
ホクロやシミは、皮膚自体が異常な働きをして
できる物なので
表面を切除しても、またその部分がいらん動きをすれば
復活する場合も多いらしい。

・・・・・太もものホクロ除去部分
何か盛り上がってるんだよな・・・・・。
どこまでいっても憎らしいやつだ。


通院期間は1週間ほどで
切除費用は保険が利いて、1個1000円ぐらいだった。
これ、問診料も入っているので、もっと安いな。

保険が利くのは、“治療” の場合だけ。
予防や美容には保険は利かないので、全額実費である。

私の場合、「痛い」 と連呼したので
“治療” をしてもらえたのかも知れない。


急激に育つホクロって
本当に悪性になる可能性もあるので
さっさと取った方がいいと思うぞ。

んで、普通の平凡なホクロもあまり触らないようにな。
ちょっかいを出すと、図に乗って
自己主張をし始めるのもいるんで
当たらず触らず、放置プレイが吉。


ホクロ取りは美容整形か? という疑問はさておき
「私・・・実は整形したの・・・」
と、人前で言ってみたい。

が、私の言動でこれ以上周囲を凍りつかせるのも何だし
「その顔でどこを・・・?」 「まったく意味ねえ!」
「銭捨て・・・」
などと、心の中で呟かれるのも、非常にムカつくので
いたらん冗談はやめといた方が身のためだな
と、何となく思う今日この頃。


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