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天使か悪魔か

リアルババアあしゅのいらん事言いブログです。 昔の記事は http://maho.lomo.jp/nashural/ に。

殿のご自慢 55

高雄は驚いていた。
噂には聞いてはいたが、
青葉の技術が
想像以上に上達していたからである。
 
護りが弱い左側に手練れの槍兵を置き
右側にわざと隙を空けている。
これは勝力の教えだな
高雄にはすぐにわかった。
 
勝力は内心、ほくそ笑んでいた。
武術は結局は実戦よ。
“騎馬武将” に槍だけ教えても片手落ち。
 
乾行の教えは、あくまで伊吹と対の技。
勝力は槍大将になった時から
青葉の左に陣取るつもりであった。
だから青葉の “型” を
密かに自分に合わさせたのである。
そこが勝力の容赦のなさであった。
 
 
総大将陣営で眺める八島の殿も
後ろに控える高雄も
そして山城軍の背後の高台に到着した伊吹も
その布陣のなめらかさに、心を打たれた。
 
「あの赤染めは本当に姉上なのですか?
 何と、あの姉上があそこまで出来るとは
 相当に努力なさったとみえる。」
 
龍田軍の総大将は
青葉の弟、矢風であった。
父親は本人の希望もあり
ほぼ隠居状態である。
 
「さあ、伊吹どの
 私たちも参りましょう。」
龍田軍が勢いよく坂を駆け下りる。
 
 
「仇敵の首を獲るとは
 矢風どのもこれで一人前じゃの。」
八島の殿がその夜の宴で
上機嫌で杯をあおる。
「して、そろそろ年頃じゃが
 婚姻の話は出ておられるかの?」
 
矢風はさらりと答えた。
「龍田家は “二番手” の
 立場を取るつもりです。
 ですので、東の地がどこぞによって
 平定された時に
 忠義の証しとしての
 婚姻による同盟を考えておりますゆえ
 今はまだ何とも。」
 
その言い方は、偶然にも高雄に似ていた。
八島の殿は話題を高雄に振った。
「そちの方が先に嫁を取らねばの。」
高雄も冷徹に言う。
「私の婚姻も
 大殿が天下を取った後になりますな。」
 
「これは!
 ふたりとも難しい事を望む。」
八島の殿は、はーっはっはっは と
高笑いをした。
 
 
家のための結婚をしなかった伊吹には
その話題は居心地が悪かった。
隣にいる青葉は、それを感じない。
 
そもそも、いくさの進行も
青葉にはわかっていなかった。
“慣れるかどうかは問題ではない” と
乾行さまも仰ってらした。
今でも前に進むしか出来ないけど
やるしかないのですね。
 
青葉は “やらされている” と
思い込んでいたが
既に “やっている” 事に気付かないのは
被害者でいたかったからかも知れない。
 
青葉の戦いは、技術が上がっても
泣きながら棒を振り回す子供のようで
それが周囲の兵の庇護心をかき立てる。
 
 
山城の殿を追い詰めた時に
伊吹と青葉は合い対峙した。
いつもは並んでいるいくさ場で
互いを正面に捉えた瞬間
それが妙にしっくりきたのを
ふたりとも認めたくはなかった。
 
青葉は、戦う伊吹が素敵だ、と
思えば良かったが
伊吹には、そのような逃げ道がなかった。
 
 
美しい三角だった・・・
武人としての伊吹には、素直にそう思えたが
その一角が青葉であり、自分がいない事に
どうしても気を取られてしまう。
 
勝てば良いのだ
 
伊吹には、そう思おうと腐心する自分が
許せなかった。
 
 
 続く 
 
 
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テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

アフィリのお礼 掃除機

今回は今までで一番の大物、
愛されユル可愛掃除機だ!!!!!
 
と言っても、アフィリポイントで
全額は無理だったんだけど
アフィリポイントがなければ
こんな良い掃除機は買えなかったんで
本当に感謝してるよーーー。
 
 
買ったのは、日立のごみダッシュサイクロン
CV-SW200 23899円
 
 soujiki.jpg

 
組み立て前の開けたてホヤホヤ画像。
この後、ホースの設置に苦労する。
良いやつは複雑なんだなあ。
 
 
本当はアフィリポイントを貯めて
布団乾燥機か、布団を買いたかったんだけど
今、使ってる掃除機が
モーターが不安定になってきて
うぉ~んうぉ~ん鳴りだして
いつ壊れてもおかしくない風情でさ。
 
今まで使ってたやつも日立で
10年近くも頑張ってくれた。
でも、割れてきたり
モーター音の強弱が激しくなって
こりゃ潮時かな、と
買い換える事にしたんだ。
 
今までのは、何の機能もなしの
1万円台だったんだけど
今回はアフィリポイントがあるんで
同じ手出し金額でも、ワンランク上の
機能充実掃除機を狙ったんだ。
 
と言っても、3万円以上は無理なんで
去年のモデルを中心に
アフィリポイントを使うって事は
ここでレポをするわけだから
そりゃもう、主要メーカーカタログを
取り揃えて熱心に調べたよー。
 
 
そうやって決まったのが、またもや日立。
同じ価格帯だと、機能の差もないんだけど
日立のこれにした決め手は、この5つ。
 
・ ティシューでフィルターの
  汚れを軽減できる
  (フィルター掃除の回数が減る)
・ 押しても引いてもキレイに吸う
・ ヘッドのブラシが取れて丸洗いできる
・ ダストケースとフィルターが
  比較的簡単に水洗いできる
・ 収納がコンパクト
 
 
掃除機の機能ってどうかな、と
思わん事もなかったけど
試しに使ってみたら
昨日、旧掃除機を掛けたばっかりだったのに
ごっそりとホコリを吸い込んで
 
今までのは汚れをなすりつけてただけ
だったんかと!!!
 
ま、これは言いすぎだけど
こんなに吸引力が違うもんか、と驚いたよ。
10年近い年月があるんで
新旧を比べるのも酷だけどさ。
 
良い物を使うと、身分相応のものにはもう
戻れない気もするけど
今度のも長い年月使うつもりなので
ものすごく満足できる選択だったよ。
 
 
ひとつだけ難点を言うと
ちょっと重い・・・。
 
だけど、これも技術の重さだな、と
エッサエッサと持ち運びしているぜ。
 
 
皆、とうとう家電まで買えました。
私のとこからアマゾンに入って
買い物をしてくれて
どうもありがとうーーー!!!
 
掃除の苦痛が大幅に減ったよ。
大事にするからねーーーーー。
 
 
 
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殿のご自慢 54

八島の殿の前で
高雄と伊吹が固まっていた。
調査に出掛けるよう、命じられたのである。
 
「乾行が奇襲に遭った北東の地で
 また野盗がウロついている
 という訴えが来た。
 その野盗の成敗には
 高雄に行って貰おう。
 伊吹、そちは北東の更に向こうの地を
 調査に行け。」
 
 
八島の殿は珍しく慎重になっていた。
「高雄は兵を大勢を率いて向かえ。
 乾行の時の再現は許さぬぞ。」
 
そして伊吹には声を潜めて言う。
「そちの行動は隠密であるから
 少人数で動け。
 城の者にも悟られぬよう、気を付けろ。
 皆には、そちは高雄と共にいるように
 言っておく。」
 
 
「ようやく乾行を襲った奴らの
 調べが出来るのか。」
高雄の言葉に、伊吹は不安を隠せない。
「うむ・・・。」
 
「どうした? 上の空ではないか。
 あの乾行ですら、やられた相手だぞ。
 気を引き締めていけ。
 青馬鹿姫を未亡人にして良いのか?」
 
正に、ひとり残して行く青葉の事を
案じていた伊吹は
高雄のその言葉にギクリとした。
俺が乾行のように死ねば
皆が喜ぶのではないか?
 
だが、そこまで疑心暗鬼になると
身動きが取れなくなる。
いずれにしても、大殿の命令は絶対。
必要以上に用心せねば、と伊吹は決意した。
 
 
伊吹がいない日々は寂しかったが
同時に気楽に思う自分に
青葉は言い訳をした。
嫌われたくないから窮屈なのでしょう。
 
それは、決して
納得して良い表現ではなかったが
青葉には他の言い方が思い付かなかった。
 
こんな後ろ向きな事を考えるより
今出来る事をしておかなくては。
青葉は毎日、槍の稽古に
勝力の元へと通った。
 
 
「毎日お会い出来るのは
 それがしにとっては嬉しい事ですが
 伊吹どのがいないのに良いのですか?」
訊く勝力に、青葉は笑顔で言う。
 
「伊吹さまがいらっしゃらない内に
 出来るだけ上達しておきたいのです。
 少しでも伊吹さまのお役に立ちたくて。」
 
勝力は伊吹の事を好きではなかったが
青葉のこの感覚には
“夫” に対しての同情心を
禁じえなかった。
 
 
「これからいくさの準備をする。」
乾行が死んでから
のんびりとした日々が続いていたが
とうとう八島の殿が動き始めた。
 
「向かう地は北東の更に北の地。
 乾行の弔い合戦じゃ。」
 
その言葉に、家臣たちが奮い立つ。
自軍の槍大将を殺されて黙っているなど
武士の名折れである。
 
 
勝力の軍と一緒に
青葉が現地に到着した時には
もう軍議は始まっていた。
高雄はいるが、伊吹の姿がない。
 
「調査で、乾行を殺めたのは
 山城の残党だとわかった。
 伊吹は今、龍田に行っておる。
 山城にはそちの弟も
 一矢報いたいところであろう。」
 
 
八島の殿の言葉に、青葉は衝撃を受けた。
「では、あの時にわたくしが
 山城を討っていれば乾行さまは・・・。」
 
八島の殿は珍しく真面目な表情で言う。
「青葉姫、“もしも” を言うておったら
 前に進めぬぞ。
 そちは目の前の事に専念するよう
 修養せよ。」
 
「は・・・、はい・・・。」
青葉は頭を下げたが、心中は波打っていた。
 
 
陣営では地図を広げ
兵の配置を決めている。
「高雄、久々にそちの三角の布陣が
 見たいのお。
 青葉姫は右翼で駆けよ。
 勝力、左から姫に助力しつつ
 兵を動かせ。」
 
勝力はともかく
青葉の位置は乾行がいた場所である。
「お待ちください。」
高雄が異議を唱える。
「私の三角の陣は
 乾行と伊吹に助けられてこそ。
 あおば・・・姫には
 まだ乾行の代わりは務まりますまい。」
 
「ふむ・・・。」
考える振りだけをする八島の殿。
「山城の首を青葉姫に獲らせる
 と約束したのじゃ。
 それを破った上に
 わしが見たいと望むものも我慢せえと?」
高雄は黙り込んだ。
 
 
「こちらがここから移動し
 龍田家と挟み撃ちにする。
 龍田家には伊吹が行っておるから
 上手く立ち回ってくれるであろう。
 よいか、これは勝ちいくさじゃ。」
 
八島の殿がこう言う時は
“完全に勝て” という意味である。
未熟な青葉を引き連れ
しかも敵の総大将の首を獲る、
楽勝どころか、難題ではないか
高雄は気が重くなった。
 
 
龍田家の軍が近付いたら、戦闘開始である。
 
 
 続く 
 
 
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テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

散髪のタイミング

切髪とは言わずに、散髪というのは
多分、ちょんまげを切って
髪が散るさまを言うんじゃないかと
思うけど、ちょっと調べてくる。
(珍しく、腰が軽い。)
 
 
大体当たってた。
明治時代に、散髪脱刀令というのが出て
ちょんまげを切って、刀を持ち歩くな
みたいな法令が出たんだと。
 
そんで、ちょんまげを切って
ざんばらになった髪型を
散髪と呼んだそうな。
 
 
“髪は女の命” というけれども
私的には、割とそこは達観している。
若い頃は前髪の数mmで泣いたものだけど
ババアとなった今では
どうせ伸びるし、という姿勢。
 
こんな投げやりババアが
「もったいない」 とか言うて
長持ちさせるためのキツめのパーマで
大仏ヘアになってるんだと思う。
私はパーマはかけてないけどさ。
 
 
そんな私は、不器用なので
スタイリングが苦手である。
だから、剛毛ストレートを活かして
ショートボブにしている。
 
この髪型は、ちょっとシャレた人に
見えるんで、とても便利。
ただし髪のツヤが命なので
ヘナでのトリートメントが
欠かせないのが難点。
 
 
こういう髪型をしていると
こまめに毛先を揃える必要があるが
私の散髪のタイミングは
伸びた髪にイライラしてきたら、である。
 
心にゆとりがある時は
3か月は耐えられるが
通常状態だと、2か月を過ぎたら
ある日突然、あああああああああ!
となって、美容院へ予約の電話を入れる。
 
もう、早よ切って! という心境なので
切り過ぎても気にならないどころか
ボブを維持できる限界ギリギリまで
切ってもらうので
ワカメちゃんヘアになったりしておる。
 
ワカメちゃんと言えば
ちょい前にサザエさんを注意深く
観てみたんだけど
いまだにパンチラしてんのな!
「古い」 と言われる所以が
理解できたよ。
 
 
素敵な大人の女性ならば
定期的に美容院の予約を取って
常にベストの髪型を
保っているべきだと思うんだが
うっとうしい髪にイラ立って
頭をかきむしりながら
美容院に行く私は、淑女失格である。
 
しかも普段は髪を気にしていないので
ある日突然、伸び過ぎに気付く、
というのも情けない話。
 
 
世間では、女性が髪を切る事に
意味を持たせているようだけど
私の散髪に意味があった事がない。
 
失恋したから、とか
何事かを吹っ切るために
髪を切る、って本当にあるんだろうか?
確かに髪を切ったらサッパリするけど。
 
 
私は、大昔に腰までの長ロングを
いきなりショートにした事2回。
 
その理由は、1度目は中学の時で
朝食を食ってる時に
かあちゃんが髪を結んでくれるのだけど
三つ編みだのツインテールだの
もうやめて
引っ張られて痛いし、だった。

2度目は30代の頃で
5000円以上もする
トリートメントを使っているのに
飼ってる大型犬が、髪を踏む。
長ロングは傷んだらオウムシスターズ。
よってもういい、切る!
という怒りとともに。
 
どっちも美容師さんが
ものすげえビビっていた記憶がある。
特に2度目は、「いいんですか?」 を
3回は訊かれた。
いいんですかいいんですか
ほんとうにいいんですか
 
何をそんなにしつこく訊くのか
不思議だったんだけど
“髪は女の命” ならば
そりゃ、ちゅうちょもするよな。
 
 
どうやら私には、世間さまとは
また温度差のある項目があったようだ。
 
と、伸びてきた髪に
イラついたんで、書いた記事。
 
 
 
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(2004/06/14)
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いまだに、これを使い続けてるよ。
もう何年だろうか?
ほんと、何の支障もない
フツーのシャンプーなんだよな。
この無個性が凄え個性、っちゅうか。

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