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天使か悪魔か

リアルババアあしゅのいらん事言いブログです。 昔の記事は http://maho.lomo.jp/nashural/ に。

殿のご自慢 66

高雄は咄嗟に剣を抜き、伊吹の剣を止めた。
キイインと響く鋭い音が
伊吹の本気を表している。
 
「待て、伊吹、話を聞け!」
刀越しに顔を突き合わせた、かつての友。
だが、その表情は
“あの” 伊吹ではなかった。
 
「知っているさ、何もかも。
 青葉は八島の殿に顔を
 斬られたそうだな。」
 
伊吹は嬉しそうに、顔を歪ませた。
「これであの美しい青葉は
 俺だけのものとなったのだ。
 感謝してるよ、八島の殿にはな。」
 
 
高雄は耳を疑った。
友の変貌ぶりに、怒りか悲しみなのか
思わず腕に力が入る。
だが、豪腕でならした乾行と
対であった伊吹も
その力においては、高雄の上をいく。
 
高雄は重ねていた刀を、突き返した。
これ以上は体力が持たない。
 
 
「・・・青馬鹿姫の腹には
 おまえの子がいる・・・。」
 
この言葉には、さすがに
伊吹の動きが止まった。
「俺の子か? 八島の殿の子ではなく?」
 
嘘の嫌いな高雄が嘘を付いた。
「ああ、典医は時期から算しても
 おまえの子でしかありえない
 と言っている。」
 
伊吹は、刀を地面に刺した。
そしてかなりの間、黙りこくっていた。
遠くでいくさの喧騒が聞こえてくる。
 
 
「最後になって、ようやく・・・。」
伊吹は手で両目を覆った。
 
「伊吹、最後ではない。
 今からでも遅くはない。
 いや、間に合わなくとも
 おまえのためなら
 私も青馬鹿姫も尽力する。
 だから・・・。」
 
 
高雄が近寄ろうとしたら
伊吹が地面から刀を抜き
高雄に真っ直ぐに向けた。
 
「乾行は死してなお、命を繋いだ。
 俺もそれが出来るとは・・・。」
 
顔を上げた伊吹は
元のすさんだ表情に戻っていた。
「出て行く夜、俺は青葉を抱いたのだ。
 ゴミのように捨てる女を犯したのだ。
 青葉に一生
 俺が刻み込まれる事を願って。」
 
伊吹はクックックッと笑った。
「まさか、子が出来るとは・・・。
 あれだけ毎日一緒にいた時には
 出来なかったのに、皮肉な・・・。」
 
 
伊吹の刀の切っ先が
高雄の鼻先をかすめる。
高雄には、言葉をかける余裕もなかった。
 
さすがに槍大将、刀も上手い。
こう本気で来られたら
さすがの私も危ない。
それにこいつは、もう正気ではない。
 
 
ならば、せめて私の手で!
 
 
高雄の刀が水平に円を描いた、その流れに
手応えがほとんどなかった。
 
伊吹は宙に浮いていた。
邪魔が入らないように、と選んだ場所は
生い茂る草の向こうが
崖になっていたのである。
 
「伊吹!」
慌てて手を伸ばす高雄を
伊吹はただ見ていた。
 
その胸元からは、縛った長い髪の毛が
ほどけてバラバラとこぼれ
まるで落ちる軌跡のように
伊吹の体の後を描いた。
 
 
高雄は必死に崖下を見ようとしたが
その高さに、諦めざるを得なかった。
 
その後、八島の殿が出した捜索隊からも
見つけるのは不可能
という知らせが入った。
 
 
こんな形であやつがいなくなるなんて・・・
高雄が冷静さを装えたのは
乾行の時と違って
死体がなかったからである。
 
 
伊吹の首を獲る、という約束を
果たせなかったのに
八島の殿は何も言わなかった。
 
 
 続く 
 
 
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配偶者控除 廃止

“女性の社会進出” と銘打ったこの法案
少子化へのアクセルに思える。
理由は、女性への負担の増加。
 
男女平等と言いながら
育児はやはり女性の仕事である。
子供が急に熱を出した、と
父親が会社を早退できるかというと
そこはどうしても母親にくる。
妻がフルタイムで働いていても
家事を “お手伝い” としか
やっていない夫が多いのに
子供の看病など、任せられるわけがない。
 
あ、全員が全員そうじゃない
という、当然のお約束は忘れんでな。
 
女性は、どんなに会社の制度が充実しても
それをフル活用して
デカいツラして仕事を続けられるわけもなく
無理して復帰したり
転職を余儀なくされたり
家庭では妻、母親、召し使いの三役を
こなさねばならない。
これが男女平等なのだろうか?
 
 
いや、最初から男女平等は
女性の社会進出とは関係ない、としたら
この流れもスッキリするのである。
 
女性の社会進出とは
低賃金化を推し進めるものでは
ないのだろうか?
 
女性が男性と同じような仕事を始めてから
男性の労働の価値が下がった気がする。
女性は元より、賃金アップが少ないので
全体の賃金が低くなってるように
思えるのである。
 
今の社会で、結婚しない男女が増えたのも
どうせ働かなくてはならないのなら
男性は、妻=依存される存在
女性は、夫=大きな子供、という
余計なお荷物を増やしたくない
という気持ちがあるからではないのか?
 
 
とか考えをめぐらせていたら
移民の受け入れうんぬんの話も
耳に入ってきた。
 
少子化ゆえの労働力の確保に思えるが
これは安い労働力の輸入という
安易な考えではないのか?
 
アラブ首長国連邦では
国民は高賃金で事務仕事をし
移民は太陽の下、力仕事をしているという。
 
それを目指しているんかな
と一瞬思ったけど
配偶者控除廃止と同時進行なので
これは、とにかく労働力の価値を
どう下げてでも、人口を増やし
税収入を欲しがっている、としか
思えないのだ。
 
つまり、失業者やニートはそのままに
低賃金労働者を獲得しようとしているのだ。
 
ニートはともかくも失業者の中には
仕事を選んで、ないない言ってるのも
多いと見受けられるので
そういうヤツらは放っといて
移民に肉体労働や単純作業をやってもらって
社会を回したいんだろうな。
 
 
私の意見としては、労働の価値を
上げる方向に行ってもらいたい。
 
男性が働いて女性は主婦をする
これが一番、少子化の歯止めになる。
そして人口は8000万人ぐらいを維持。
これは日本と同じぐらいの面積のドイツを
見習っている。
 
私はフェミニストではないんで
男女平等は考えない。
と言うか、今の世の中どう見ても
不平等だと思うけどね。
女性が優遇されているようで、されてない。
そしてそのシワ寄せは男性にもきている。
 
世の中がこうなったのも
平等平等騒ぐせいだと思うわ。
 
 
多分、配偶者控除廃止と移民はセット。
私は自民党支持だけど
これは愚策だと思うぞ。
特に移民は大反対。
 
年間20万人の移民受け入れだっけ?
この狭い日本でそういう事をしていたら
治安とか伝統とか
グチャグチャになると思う。
 
ヨーロッパの国々では
移民制度を見直しているのに
何でよその国が失敗こいた事を
やろうとするんかなー。
 
とりかえしのつかないものを失う前に
ほんと、考え直してもらいたい。
 
 
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重たい感触で好きではなかったんだけど
最近これが良い潤いに感じてきた。
ババアになって、手の乾燥も
いよいよ末期ってとこなんかな・・・。


殿のご自慢 65

いくさの季節になった事で
人々の関心時は
敵側に寝返った伊吹がいつ出てくるか
に移った。
青葉は、“悲しみで閉じ篭もって” いても
不思議ではない。
 
このまま青葉の妊娠を
誰にも知られずにいけたら
千早城では内情を知る誰もが、そう願った。
 
だが、皆の関心事、“伊吹の登場” も
実際に高雄たちにとっては捨ておけない。
 
まったく、あっちにもこっちにも
問題が山積みだ。
そう頭を抱える高雄も、体が無傷な分
青葉よりも楽だと思ってしまう。
 
 
「伊吹さまをお討ちになったら
 ご報告をお願いいたします。」
青葉は高雄に頭を下げた。
 
それはあの別れの朝に
伊吹が言った最後の言葉を
私たちふたりは
実行しようとしているわけだ。
 
正気の沙汰ではない。
が、私たちはあやつによって
結び付いているのである。
 
青葉は充分に苦しめられた。
次は私の番だ。
無二の友を手に掛ける・・・
それがどれだけ酷な事か。
 
だが同時にそれは
あやつを解放する事になる。
青葉は本能で
それをわかっているのであろう。
私に “勝て” と、無意識に言っている。
 
 
高雄は、城に帰る間もないほど
いくさに出された。
前年は東の方のいくさに行かされていたが
今年は吾妻家とのいくさばかりである。
 
大殿は、私が伊吹とかち合うのを
期待しておられるのだ。
高雄はそう感じていた。
 
そしていよいよ、その時がやってきた。
 
 
最初はわからなかった。
気付いたのは鎧の色でだった。
 
青葉が似合う、と褒めていた
少し鮮やかな緑の鎧。
それが少しも汚れていなかったのは
ここ数か月、伊吹はいくさには
出ていなかったという事。
 
そして驚くべきは、何よりもその風貌。
無精ひげにゲッソリと痩せこけた頬
“武将” としての気概など
微塵も感じられない
ただの風来坊に成り下がっていたのである。
 
 
最初に気付いたのは伊吹。
馬から降りて、向かってくる槍兵を刀で斬りさばきつつ
真っ直ぐに高雄の方へと歩いてくる。
 
さすがに腕の方は
それほど鈍ってはいないか
高雄は馬上から手を延ばした。
「邪魔の来ぬところでやろう。」
 
伊吹は高雄の手を取り
馬の後ろへと座った。
伊吹から酒の匂いが漂ってくる。
高雄は涙が出そうになった。
こいつはこの何ヶ月もの間
どのような暮らしをしていたのか。
 
 
戦いから離れた場所で、二人は馬を降りた。
刀を抜こうとした高雄は、伊吹に訊く。
「おまえ、槍はどうした?」
 
「俺はもう、槍大将ではない・・・。」
「刀で私に勝てると思っているのか?」
伊吹は鼻で笑う。
 
「俺たちの戦いに、勝ち負けがあるのか?」
 
その言葉を聞いた高雄は
抜こうとした刀を鞘に収めた。
「伊吹、少し話をしよう。」
 
逆に伊吹はその言葉で刀を抜いた。
「おまえとの話など
 しなくてもわかっている。
 それが “俺たち” であろう?」
 
 
伊吹は刀を抜いていない高雄に
大上段から打ち込んできた。
 
 
 続く 
 
 
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風邪

数年ぶりに風邪を引いた。
 
いや、“風邪気味” というのは
ちょくちょくあったさ。
体がダルく、微熱ぐらいで
何の症状も出ない状態は。
 
今回は、そんなあいまいなものじゃなく
ご飯が飲み込みにくいほど
喉が痛くなる、立派な風邪。
 
風邪は症状がはっきりしてる方が
対処しやすくて良い、と
思ったのも、最初の内だけ。
 
この風邪、喉が治ったら
いつものような微熱のダルさのみの
ウジウジした体調不良になってしまい
しかもそれが続いて
中々治らない有り様!
 
それでなくても、“風邪気味” ってのは
スッキリ治りにくいものなのに
最初に症状が出た分
ものすごく損をした気分。
 
特に春先は寒暖差が激しく
昼間薄着で出掛けたら夜寒くなり
しかも寝てる時に寝汗をかいたりして
落ち着いたら悪化し、の繰り返しで
先が見えて来ない辛さがあるよな。
 
 
ここで言いたい。
今の子供は良いのお。
薬を包むジェルとかあるんだな。
 
私がガキの頃は、オブラートは
かろうじてあったけど
何故かそれを使わせてくれない親で
あの苦すぎる粉薬を飲むのに
ものすごい苦労をさせられたぞ。
 
今の親なら、薬を飲ませるのに
苦労するんだろうが
私の時代は、飲まなきゃ怒られるんで
子供の立場の方が弱かったんだ。
 
そういう意味でも
“怒られない教育” をされてる
今の子供は良いのお。
良い事とは思えんがの。
 
おまけに、熱が下がったら
イコール風邪完治、と判断されて
体力が戻ってなくてフラフラでも
即、学校にブリやられていた。
 
ここらへんの事で、親への恨み言、
たくさんたくさんある。
どういう育て方をしてくれたんやら。
お陰でロクな大人にならんかったわ。
 
 
他にも妙な事と言えば
一年中、半ズボンで過ごさせられる男子。
しかもそれを褒められたりしてなかった?
私が男子だったら、絶対に
年中半ズボンにさせられた気がする。
 
あと、真冬の乾布摩擦とか
冷水での掃除とか
“体を鍛える” 事を強制させられたけど
皆、普通に風邪を引いていたし
アカギレができただけだったよ。
 
昔の教育って、たくましい面もあるけど
理不尽な事も多かった。
今の教育も、後々思い起こせば
何じゃそりゃ? になるかもなあ。
 
とりあえず、花粉症の時季の風邪は
ダブルパンチ。
 
 
あ、花粉症と言えばな
私、花粉症なんだけど症状が出ないんだよ。
 
免疫が本当に弱っていると
アレルギー反応も出ない、と聞いて
ええー、私そこまで抵抗力ないの?
と、ガックリきてたんだ。
 
ところで私には皮膚の痒みという
わけわからん持病がある。
 
これは九州時代からずっと続いていて
朝起きると、爪が血まみれだったりして
ちょっとしたホラーで困っていた。

民間療法やら、あれこれ試して
今は素直に病院から薬を貰っている。
それのお陰で、体を掻きむしらずに
済んでいる。

しかし処方箋薬局の人が問うんだ。
「花粉症ですか?」 と。
確かに花粉症だから
「? はい。」 と答えていたんだけど
その問いの意味が最近ようやくわかったよ。

出してもらっていた薬の名は

アレジオン

いやあ、確かに夜1回飲むだけで
効いてるわ、これー。
TVCM通りだよ。

花粉症の症状が出ないのは
免疫低下してるんじゃなく
薬が効いてたからだったんだな。
知らなかったから、プラシーボもなし。
すげえ!
 
花粉症に悩んでいる人、
アレジオンを試してみたらどうだろう。
 
 
 
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リアル店舗では、まずお目にかかれないので
これは貴重品だよーーー。

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