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天使か悪魔か

リアルババアあしゅのいらん事言いブログです。 昔の記事は http://maho.lomo.jp/nashural/ に。

遠近両用メガネ再挑戦

メガネを新しく作り直したら
目が悪くなりすぎちゃったせいか
新しい度数に慣れなくてさ。
頭痛肩凝りに悩まされたんだけど
ようやく治まったんだよ。
そしたらな、家事がしにくくなったの。

目がよく見えるようになった分
近くのものが見えにくくなってな
洗いものとかの手元が見えなくなった!
もちろんパソコン作業もしにくくなった!

こりゃ老眼が本格的になったかあ
と、ガックリきたよ。
遠近両用レンズにせんと、やっとられん。


遠近両用は、何年前だったかな
5~6年前に一度試して、挫折してるんだ。
使いにくい割に、役立たなくてな。

年を取ると慣れなくなりますよ、と言われて
私はもう遠近両用は使わないな、と思った。
そんぐらい、私には使えないものだった。

だから今回も、正直イヤだったんだ。
遠近両用にするの。
だけどそれ以上に、切羽詰ったんだよ。


兄が、故かあちゃんとよくケンカをしてたのは
故かあちゃんの洗い残しが原因だった。
故かあちゃんの洗った食器は汚い、と
兄が洗い直しをするんだ。
それに故かあちゃんは傷付いていた。

「だってよく見えないから」 と
故かあちゃんはブーたれる。
だったら最初から兄に丸投げすりゃ良いのに
と、私は内心思ったけど
当時は私は結婚して家を出てたので
よそんちの家庭内抗争に口は出すまい、と
ただ話を聞くに徹していた。

今の私が、あの時の故かあちゃんの立場か・・・。
うちには洗い直してくれる兄はおらんので
自分で何とかせにゃ、汚食器になってしまう。

これはもう、遠近両用だよな!

逃げ道がないように、持っている2つのメガネを
両方とも遠近両用にしたよ。
今度は挫折してらんねえから。


そしたらな、あっさりと慣れた。
数年前に感じた使い勝手の悪さがまったくないんだ。
それどころか、便利。
本当に必要としてたからかな・・・。

手元が見えるようになって
食器もキーボードも楽勝だよ。
ほんと、生活に必要!

数年前に挫折した時は
ブログでグチグチ悪口を言ったけど
今回は手の平を返して、絶賛させてもらう。

遠近両用、ばんざい!


遠近両用は、本当に必要となったら
すぐ慣れるものだから
焦って変えなくても良いと思う。
私は数年前には、まだ必要じゃなかったんだな。

遠近両用取り入れ時は
洗いものが見えにくくなったら。
その時は素直に遠近両用にすべし。

近視じゃない人の老眼メガネは
もっと気楽に取り入れて良いと思う。

年を取ったら慣れない、とか言うのは
60代以降の話だと思うよ。
その頃までには、遠近両用が絶対に
必要となってくるから、焦らなくて良い。
私は数年前は焦りすぎたんだな。
苦手意識が起こらなくて、ほんと良かったよ。

無理はするもんじゃない。
自然に受け入れるもののようだから。





近視じゃない人はこれなんかどうかな。
デザインもおしゃれだし
ブルーライトカット機能もついてるよ。
スマホとか見る時に便利だよ。


 
 
オーブリーのリニューアル、なかなか終わらないねえ。
まあ、あんだんてにもリンスとトリートメントがあるからいいけど。
どっちも無臭なんだよね。
香水の邪魔をしなくて良いけど、ちょっと寂しいかな。
変な強い香りがついてるより、なんぼもマシだよね。


トレジャーハンター?

2004年の記事。


父が死んでまもなく、母からお達しがあった。
「印鑑を持って来なさい」
行くと、税理士が来ている。 どうやら相続の件らしい。

母が 「この書類があるから、後は印鑑を押してくれれば
いいから」 と、紙を差し出した。
見ると、全財産の相続は母に依存する
という公正証書である。

はあああああああああ? ちょい待てやー!
うちにゃ母と兄と私しかいねえんだぞ
誰が醜い相続争いをするってんだよ
こういうものまで作成しやがって!
と、怒りに我を忘れかけて、思い出した事があった。


父がまだ息をしていた頃、私に聞いてきた事があった。
「あしゅや、おまえはわしの遺産が欲しいかい?」

このもうろくジジイは何を言い出すんやら
と、そう気にも留めずに
「別にいらないよ」 と、テキトーに返事しておいた。

本音を言うと、そういう類の話は興味がないので
そっちでどうにでもしてくれ、だ。
そりゃ金とかはあったらラクだろうが
なくてもどうにかなるし
どうにもならんのなら、しゃあない。
人間、自分の力量以上のモノを何の代償もなしに望むと
ロクな事にならんもんだ。


しばらくして、父がまた聞く。
「おまえは遺産が欲しいかい?」
・・・、またかよ、うるせえな。
「貰えるもんなら何でもちょうだい」

そしてそのまた後 「おまえは遺産が欲しいかい?」
「面倒だから、全部現金にしといて」

そのまた・・・ 「おまえは遺産が・・・」
「あ、相続税もそっちで準備しといてね」


何度も何度も聞かれると
私が財産目当てに思われてるような気がして
少々ムカつくので、いつものクセで
火に油をチョロッと注ぐ答をしといたのだ。

冷静に考えると、「遺産なんていらないから長生きしてね
 うふっ」 と、答えれば良かったのだが
こういう、いちいち聞かなくても常識的な範囲で考えれば
私が何を考えてるのか、すぐわかるような質問に対しては
冗談で返事をしてしまう私の性格がまずかった。
それに、これを聞く時は大抵父は酔っ払っていたので
相手にするのも面倒だったのだ。


あれを真に受けたんかい、あのジジイは・・・
と、悲しくなったが
割に自業自得な面もあるのでしょうがないし
別に遺産はいらないので構わん。
税理士が出した書類にポンポン印鑑を押しまくり
気付いたら全財産放棄をさせられていた。

このジジババ共は考えてもいないだろうが
母が死んだら新たに相続が発生して
その時に再び相続税も発生するんだがなあ
と思い、それを税理士に言い
「ある程度は兄の名義にしておかないと」
と提案したら、母が不安そうな顔をした。

おめえは息子も信用ならんのかよ、と、哀れに思えるが
年寄りには金品が命綱なんだろう。
そこでいくらかの不動産は兄名義に変更したようだが
詳しくは聞いていなかった。
何せ私は全部放棄だし、関係ない。


「あっっっっ!!!!!」
私が叫んだので、全員が驚いた。
「もしかしたら、もうひとり相続人が増えるかも」
私の言葉に母がギョッとする。
そこで、元実家があった町の
私のそっくりさんの話をした。

うちの父は、私が子供の頃まで
お妾さんが数人いたのだ。
しかも父は妾を本妻のいる自宅に連れ込むという
無神経もはなはだしいヤツだった。

小さい頃に可愛がってくれたキレイなおねえさんが
父の妾だったと知って
私の乙女心はとても傷つく・・・事もなかった。

普段からの酒乱によるご乱行で、もう
こいつが何をしでかしても驚かん、みたいな
思春期の娘にしては、夢も希望もない殺伐とした
悟りの境地に達していたのだ。

私が知っただけでも3人のお妾さんがいたので
私が生まれる前も合わせるともっといるだろう。
さすがに私が小学校高学年になったら自重したのか
そういうお戯れはやめたようだが。


だから、もしかして私のそっくりさんは父の子供かも
という仮説は説得力があるのだ。
いくら自分に似たヤツがいてもおかしくないとはいえ
田舎の狭い地域でそいつが存在すること自体
偶然すぎる。

しかも私は父にそっくりなのだ。
その私にそっくりという事は
多分間違いなく父の血を引いている。


私がそれに気付いたのは、たった今で
何故、父が存命中に気付かなかったか悔やまれる。
父に問いただせば、調べる事も
できたかもしれないのに・・・。

まあ、えらく発展的な性質のヤツなので
あれが姉妹になったらなったで
トラブルの元になってただろうが、それもまた面白い。


「おとうちゃまは自分の血を引く子供を
 放っとくような人じゃないわよ」 母が定形分を言う。
「でもそれを知らなかったら?
 死んだと聞いて名乗り出てきたら?」
私の言葉に兄が追い討ちをかける。
「うーん、ありえるなあ」

「でも、出て来られても、公正証書があるから」
母が言う。
「あほか、そんなもん、不服申したてをされたら
 法定範囲内の相続分は支払う義務があるんだよ!
 私なんか欲がないから、あっさり放棄したけど
 (さりげなく恩着せも抜かりがない)
 今、名乗り出てくるって事は
 明らかに財産目当てって事で、そりゃあ頑張るだろ」
私の言葉に母が青ざめ、税理士を見る。

「その通りです。 名乗り出てこられたら
 DNA鑑定をして、証明できたら
 財産分与になりますね」
「まあ、その時は諦めて払えばいい」
兄があっさりと正論を言う。
「覚悟はしとくべきだな」 私がしめて
税理士が 「出てこないことを祈りましょう」
と、終える。

母だけが釈然としない表情を浮かべてたが
それもそうだ。
浮気されまくったあげくに
子供まで出てこられたらたまらんだろう。
しかし、それは父と母の問題で、子供に罪はない。


後日、兄が聞いてきた。
「おまえはそいつに会った事はないのか?」
「ないけど、私の友達も見てるし
 かあちゃんも見て間違えてたぞ」
「うーん、そりゃ絶対に身内っぽいよなあ」
「むちゃ香ばしいヤツみたいだよ」
母が見たのは、男と騒ぐ私のそっくりさんだったらしい
と私が説明すると
「・・・・・それは、現れない方が平和だろうな」
と、兄が引いていた。


元夫に 「そこでそういう話をせんでもいいだろう」
と、指摘され、それもそうだよな、と、反省した。
今まで何の音沙汰もなかったので
今更出てくる可能性は限りなく少ないであろう。

わざわざ発生しないかもしれない問題を
提起しておく必要はなかったのだが
気付いた途端、その発見に舞い上がり
悪気なく口に出してしまったのだ。


案の定、その後、誰も名乗り出てこなかった。
傷つけてしまったかな、と、心配してたのだが
母は都合の悪い事は、うらやましいほどナチュラルに
忘れる脳の持ち主で
その事も、すっかりきれいさっぱり
忘却の彼方に追いやったようだ。

私に対しては、放棄させた後ろめたさでもあるのか
色々ものを買ってくれた。
私が財産に関して、何の執着も示さなかったのが
意外でもあったようで、割に見直されたようだ。

てか、自分の娘のそういう感覚ぐらい最初から見抜けよ
と言いたいが
私もおふざけが過ぎる性格なので
誤解もいたしかたない。
言いたい事を言って、こうなっているのだから
その結果は甘んじて受けるべきだしな。

しかし、私は実家では無口なのだが、それだけに
たまに口を開くとふざけた事を言うので
実に的確に要所要所で株を落としてる
という感も否めない。


これを読んで、そんなに財産があるのか?
と、思われるかも知れないが
年寄りは小銭で大騒ぎするものさ、という程度である。

しかも私に財が伴ったら、無敵の迷惑さで
そういう無体は神が許すわけがない。
そういう法則にもとづいて、小銭たちは全部
母と兄が使い切るだろうが
「せめて葬式代ぐらいは残しといてもらわんと
 無縁仏にしちゃるぞ!」
(↑ これは私が友人に言われた言葉である。
   その友人は、私がのたれ死んだら
   葬式を挙げてくれるそうだ。
   だからその友人の名前と住所を書いた遺書を
   持ち歩けと言う。 友達はありがたいよな)


私は今でも、どこかにいるであろう自分の姉妹に
想いを馳せる事がある。
実は私だけは、あの時に名乗り出てくれることを
密かに願っていたが
向こうは知らないかもしれないし
私の思い違いで、赤の他人かもしれない。
もし姉妹だったとしても
向こうがそれを嫌がるかもしれない。

それに、すんげえよく考えると
同じ顔が目の前にいたら、うんざりじゃねえのか?
ということで、私の脳内で勝手に楽しむだけ
それだけの事である。





刀剣乱舞

今ハマっているのが、刀剣乱舞である。
日本刀を擬人化したゲームだが
プレイはしていない。
ネットで画像を見て、ハマったのである。

それで、マンガとか欲しいな、と思った。
となると、同人誌になる。
出版社からは、色んな漫画家さんが描いた
アンソロジーが発売されていた。
まずは、それをアマゾンで買った。


アフィリポイントを良い事に
8冊買ったが、・・・面白んねえ・・・。
1冊も面白いのがない。

この手のアンソロジー誌は、熊本時代に
ハンター×ハンターやアンジェリークで買ったけど
ちゃんと面白く読めたんだ。
なのに何で、刀剣乱舞だけ
こんなに質が悪いんだろう?


こうなりゃ同人誌かな、と
アニメイトに行く事を決意。

アニメイトに行くのは初めてではない。
熊本時代に一度あるんだ。

当時の熊本にはアニメイトがなかったので
わざわざ福岡まで行ったんだけど
ハアハア言うおにいさんや
「○○様!」 と涙ぐむ少女を前に
とても怖い思いをさせられた。
それでもアンジェリーク雑誌を
爆買いして帰ったがな。

あれ以来、アニメイトは怖い場所だと思っているんだが
それよりも何よりも、50代で行って
良いものかが、よくわからない。

かなり悩んだが、オタクも年を取るんだから、と
自分に言い聞かせつつ
勇気を振り絞って行ってみた。
どうしても同人誌が欲しくてな。

コミケに行く体力がないし
そういう場での作法もわからないので
大手店舗に行くしかないんだよ。
同人誌はネットでも売ってるらしいんだけど
どうも個人取り引きのようで、面倒そうなんだ。

関西だったら、大阪日本橋がある、と助言されたけど
それこそ、行くのにちゅうちょしたんで
そこらへんの一般店舗に混ざって存在する
アニメイトにしたんだよ。

私、オタクさんに失礼な事を言ってるかな?
悪気はないんだ、ごめん。
ビビッてるだけなんだ。


で、行ってきた。
アニメイト。

意外や意外、お客さんは普通の人が多かった。
が、目が違う。
獲物を探す狩人のように、ギラギラしている。
その迫力に、やっぱり今回も怖かった。

アンド、アニメイトは
店員さんもマニアなんだとわかった。
店員さん同士で喋ってる内容が
よくはわからなかったんだけど
明らかにオタクっぽかったんだ。

ほんとキョドりつつ
刀剣乱舞の同人誌を見たら
一区画占領するほどブームなんだな。
いっぱいあったよ。

でも、30ページぐらいの薄い冊子で
850円!

コミケでは500円ぐらいだと聞いたんで
そのつもりで行ったんで
この値段には絶望しかなかった。

850円あったら、商業誌なら
180ページはあって、おつりがくるよ。


という事で、刀剣乱舞の同人誌は諦めた。
アニメイトのマージン高すぎ。

でも怖い思いをして、手ぶらで帰りたくないので
ニコニコ動画の歌い手さんの
同人CDを買って帰った。


刀剣乱舞はアニメも始まるみたいだ。
でも観ない。
私の言い分としては

動いたら3次元!

もちろんフィギュアも3次元。
もっと細かい事を言えば
声があてられても気にくわない。
まあ、声はいまやどのゲームでもついてるんで
諦めるしかないんだけど・・・。


刀剣乱舞は、ネットで描いてる人のマンガは
面白いのが多いんで
それで楽しむしかないのかな。

ゲームはしない。
何かキツそうなんだもん。
バトル系みたいだし。

これがきっかけで、日本刀とか
ちょっと興味が出てきたし
戦国系ゲームと一緒で
日本史の勉強には良いかもね。

あ、ボカロで覚える歴史も買ったよ。
今は色んな媒体で勉強できるから、良いねえ。





今日発売のアンソロジーコミック。
もちろん買うよん。
商業誌はまだ諦めてないからな。



これを買ったんだ。
千本桜や腦しょう爆裂ガールが入ってるやつ。
真面目に聴けば、歴史の暗記になる。
重要項目だけさらっているので
詳しい内容を勉強するには
他の参考書が必要になる。


 

オーブリーがなかなか
リニューアル商品を出さないから
リンスもこれにするしかないかな、と
シャンプーリンスお試しセットもつけたよ。
こうやってミニサイズがあるのが、良心的だね!

 
あんだんてには、トリートメントもあるよん。
なんと、これにもミニサイズがある!
詰め替えパウチ式のもあるんだよ。
リンスはずっとオーブリーだったから
知らなかったよー。





ドッペルゲンガー

2004年の記事。


高校1年の夏休みの事。
私は実家に帰省して
名古屋から遊びに来た幼馴染みと、数年ぶりに会い
隣町の喫茶店で茶をしばきながら談笑していた。

ふと気付くと、離れた席に座っている男性のひとりが
こっちを睨んでいる。
そいつも高校生に見えるんだが
お世辞にも上品とは言えない服装で
まさに私は 「ガンを飛ばされてる」 状態なのだ。

てか、普通、女に対してガンを飛ばすかあ、と思いつつ
そういうヤツには関わりたくないので
見ないようにしていた。


そうしたら、そいつが席を立って
こっちの方へやってきた。
私たちのテーブルの横に立ち
持ってたタバコの灰を、うちの席の灰皿に落としつつ
私を睨んで言う。
「おまえ、戻って来たなら何で連絡しない」

はあ? 私が帰省したからといって
何で見ず知らずのおめえに連絡せにゃならん?
と、思ったが、ケダモノは刺激しちゃいかん
という鉄則にもとづき
何をどう返事してなだめようかと
頭の中で、ない知恵を検索しまくっていた。

が、穏便に済ませるという精神が元々欠如していたもんで
いい答が浮かばず
そのまま無言でその男性と見つめあっていた。


すると男性は突然、何かに気付き
「ごめーーーーーん、間違えたーーー」
と、叫び、自分の席に戻って行った。
「今の何?」 と、幼馴染みに聞くと
(幼馴染みにもわかるわけがないが)
幼馴染みは男嫌いだったので
声を掛けられた事自体、不愉快らしく
「知らない。 ナンパだろ」 と、ムスッと答えた。
いや、それ絶対違うと思うが・・・と思ったが
よく考えるとどうでもいいので、あっさり流す事にした。

悪いことに、そこの喫茶店は
そいつらの溜まり場だったらしく
そいつらの仲間が次々に来る度に
「あれー、おまえの彼女、帰って来てるじゃん」
と、叫ぶ。

幼馴染みは益々不機嫌になるし、居心地の悪さ満点で
私たちは帰ろうと席を立った。
出る時に、男性が 「またねー」 とか、言ったが
二度はない! と、無視して店を出た。


数年後、私が東京から熊本に引越し
再び実家に帰省した時
中学時代の同級生と久しぶりに道端で偶然に会ったら
「あれー、今度は本物だよねー」 と、いきなり言う。

「何だ、それ」 と、聞くと
「この前、隣町でそっくりの子を見たんだよー」
と言う。
私 「へえ、そんなヤツがいるんか」
友人 「うん、一見そっくりだけど
 よく見ると違うってわかるわ」
私 「どこがどう違う?」
友人 「うーん、何て言うか
 軟派と硬派の違いっての?」
私 「どっちが硬派だか、聞くまでもねえよな」
友人 「あれは遊んでるねえー」

その友人は女性だが、自分の車にコンドームを箱買いして
常備しているヤツなのだ。
良く言えば、男性にとっては恵みの女神様だな。
私 「おめえに軟派って言われる女って
 よっぽどだろうなあ」
友人はあははと笑った。
おおらかなヤツって好きだぜ。

で、その後、友人の冒険談 (何の!) の話が面白くて
そっくりさんの事は、すっかり忘れていたが
かなり経ってから、ふと思い出した。
あの喫茶店で奇妙な言動をしていたヤツは
私とその女性を間違えたんだな。

しかし、彼氏が普通間違うかあ。
よっぽど似てるんだろうか?
こりゃ会ってみたいが
あの彼氏といい、友人の目撃談といい
私とはかなり違う人種のような気がする。
だが、私とそっくりで
ヘイ、カモーンバージョンって、どんなんだ?


そのまた1年後ぐらいに、母から電話があった。
「あなた、帰って来て、家に寄らずに何をしてるの!」
「・・・? 何?」 いきなり怒られて面食らった。
「この前、隣町の喫茶店にいたでしょう!」
「行ってないよ」 と、言うのに、母は怒り続ける。

「近所の人にも、おたくの娘さんじゃないの?
 と言われたわよ」
「それ、私じゃないって。
 何でその時に声を掛けて確かめなかった?」
「・・・男の人数人と騒いでて
 恥ずかしくて声も掛けられなかったわよ。
 まったく、あなたは何をしてるの!」 


あの女だーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
「それ、私じゃないって」 と、必死に訴えるが
母は怒り心頭で聞いちゃいない。
「ヘンな事をしてないで、真面目にやりなさいよ!」
と、電話を一方的に叩き切られ
私も怒り心頭であった。
親なら見分けろや! 娘の顔ぐらい!!!

今までは、そのそっくりな女に興味津々だったが
実際問題、両親のお膝元で私の顔で
ご乱交を繰り広げられたんじゃたまらない。
田舎だから、妙な噂は尾ひれつきまくりで広がるのだ。
自分がやってて言われるならまだしも
別人の言動を説教されるのは、当然納得できない。

私は友人に電話を掛けた。
「この前の私のそっくりさん、
 あれ、どこの誰だか調べられる?」
「ああ、あの後、夜のドライブ中に一回見かけたけどー」
・・・どこまで性春をエンジョイしてるんだよ
おめえもその女も・・・。

友人は調べてくれたが、田舎とはいえ広いので
結局、どこの誰かはわからなかった。
その友人以外の目撃談が
私の耳に入ってこないのも不思議だったが
皆、見て見ぬフリをしてるんじゃなかろうな
と、そういう不安も大いにあったので
地元の友人数人に、そういう話題が出たら
ちゃんと解説するように、と念を押しておいた。


その後、両親が熊本に隠居したりして
私もその地と縁遠くなったので
そっくりさんの話はまったく聞かなくなり
私も忘れてしまっていた。

しかし、ある日、意外なとこで思い出す事になる。
といっても、あんまり大した話じゃなんだが
これまた長くなるので、「トレジャーハンター?」 で。







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