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天使か悪魔か

リアルババアあしゅのいらん事言いブログです。 昔の記事は http://maho.lomo.jp/nashural/ に。

眠れる森の・・・

2003年に書いた記事。


元夫は寝汚かった。
瞬間に寝て、一度寝たら起きないのだ。
しかも、いくらでも寝る。

元夫の行動を見てると
喋ってるか、食ってるか、寝てるのどれかだ。
たまに考え事をしてるかと思えば、次の瞬間には寝てる。
起こすと 「寝てないぞ」 と、言い張る。
イビキまでかいて、ピクピクけいれんしてるというに。


この 「寝てない」 ってのは何の言い訳なんだろう。
たまに、起こした途端、「すいません、すいません」
と、詫びまくるヤツもいる。
寝てたって事は、そんなに罪悪感があるんだろうか。


元夫はよく昼間の仕事中にひょっこり帰ってきて
昼寝をしていた。
「○時になったら起こしてくれ」 と、言うが
それが、えらい迷惑なのだ。
起こすと 「わかってる!」 「うるさい」
などと怒り始めるからだ。


新婚時代に、寝てる間に足の爪に
真っ赤なマニキュアを塗ってあげたら
帰ってきて、「ビックリしたぞ、こいつう~」
と、喜んでいたので
今度は左手の小指にそれを塗ってあげた。

帰ってくるなり、「大恥かいたぞ!!」 と、怒られた。
えらい態度が変貌してるじゃねえか
うちも、とうとう倦怠期かい、と失望し
「そんなんトルエンですぐ落ちるわ」 と、居直ったが
どうも腹の虫がおさまらないので
次に昼寝をし始めた時に、水性マジックで
額にデカデカ "犬" と、書いてあげた。

この額に "犬" は
池上遼一の初期作品 「男組」 の中で
大田原が神竜剛次に日本刀で刻印され
「俺は犬じゃない!」 と
号泣するという話が元である。


さて、何も知らずに仕事に出かけた元夫。
額に "犬" を刻んだま
、市内を車で移動しているはず。

ほどなくして電話が鳴った。
「おまえーーーーーー・・・」。
かなりな激怒のご様子。

「俺は客商売なんだぞ! 何て事をしてくれたんだ
 お客さんに気の毒がられたぞー!」
「その文字、すぐとれたでしょ?
 油性じゃなく水性で書いたのは私の良心だよ、えへっ」
私が場をなごませようと明るく言ったのに
「くだらん事すな!」 と、電話を叩き切られた。


まあ私もちょっと、はしゃぎすぎたかな、と反省したので
それからは、そういうイタズラはやめたのだが
それ以来、寝ているところに、ちょっとでも触れると
元夫はビクッと起きるようになってしまった。
かなり警戒されたようだ。

しかし、それならそれで、いくらでも遊ぶ方法はある。
ってか、別に休息を取ってる旦那様で
遊ばなくてもいいようなもんだが
これが夫婦の営み、というもので
私を飼ってる醍醐味っちゅうヤツである。


次は正攻法、若妻のお色気でいこう、と決心した私。
ぐったり寝てる元夫の足をもちあげ
「ええのんかーええのんかー」と、やったら
蹴りをくらった。

元夫の胸をワシワシ揉んで
「ここがええんか? ねえちゃん、感度ええのおー
 ぐへぐへ」 と、飛ばしたら、パンチが飛んできた。 
どうもスポーツ系では私の分が悪い。

おまけに起きた後に説教をくらうのもたまらん。
ちっ、夫婦ってのは、こうやって
すれ違うようになるんだよな、と実感した。


寝たら起きない元夫も、私を不気味扱いし始めてからは、妙な事ですぐ目覚めるようになった。
 (「寝る!」 参照のこと)

ある晩、いつものように寝つきの悪い私の耳に
物音が聞こえてきた。
最初は耳鳴りか、と思ったが
どうも隣の土地の方から聞こえるのだ。

その頃は隣に事務所があり
寝室の出窓の下がゴミ置き場になっていた。
そこらへんから、カサカサと音がするのだ。


そっと窓を開け覗いて見ると、何かが動く気配がする。
猫がゴミ漁りをしていると思った私は
近くにあった消しゴムなどを投げつけ
追い払おうと小声で怒鳴っていた。

そうこうしてたら不穏な気配がしたので振り向くと
元夫が上半身を起こして青ざめて固まってる。
その姿に驚いた私が 「何?」 と聞くと
「おまえ頭、大丈夫か?」 と
まことに失礼な事を聞いてきた。
元夫は私がとうとう狂ったと思い込み
硬直していたのだそうだ。

「違う、そこのゴミ置き場に猫がいるんで
 追い払おうとしてるんだって」 と、説明すると
こいつの近くに寄るのも恐い、といった様子で
おそるおそる覗き
「何もいないぞ?」 と、益々怯える。

その瞬間、ゴミ置き場から何かが飛び出し
なんとそれはイタチであった。
そこで、ようやく事実確認ができて
元夫も安堵すると思いきや
ビビらされた事にご立腹し
夜中に妙な言動をすな、と、罵倒された。

この話は、元夫をビビらせた事例として
その後、何年も何年もグチグチ言われ続ける事になる。


元夫は普段、起こしても起きないくせに
夜中に私がトイレに行こうと起きるものなら
すかさず目覚め 「何やってる? 恐いことか?」 と
わけわからん確認をとるので
こいつは本当に不穏な空気で目覚めてるのか? 
と、疑問に思い
元夫がイビキをかき始めるのを待ち
そーーーーーっと枕元に正座し
腕だけで激しくパラパラを踊ってみた。

したら、途端に目覚め、「・・・・・・・・」 と
目だけを見開き、いつものごとくフリーズするので
「冗談だって」 と、軽く済ませようとしたら
「おまえはシャレにならんのじゃあ!」
と、怒鳴られた。

こいつは、どうでも私をキ○ガイにしたいのか?
自分がどれだけ無礼な事を言ってるのかも
気付かないのだろうか・・・。


ああ、そうそう、中でも一番怒られた昼寝イタズラは
手足を縛ってくすぐるというヤツだ。
もう、おまえは獲れたての魚かい、というほど
ビチビチ跳ね回って泣きわめき
ほどいた後には、文字通りの
ドメスティック・バイオレンスが繰り広げられた。

元夫はくすぐったがりなのだ。
結婚前の話だが、上半身裸で寝せて、目をつぶらせ
「私は絶対に体に触らないから
 私がどこに手をかざしてるのか当ててね」
と、いう可愛い遊びをした。

最初は、「あ、右腕だろう」
「当たりーーー、じゃあ、次は?」 と、やってたのだが
そっと隣の部屋へ行き、TVを見ながら茶を飲み
様子を伺ってると
「あ、腹だろ、うひゃうひゃうひゃ、くすぐってえ!
 もう我慢できん!」 と
ひとりでもだえ苦しんでる。 

さんざん、ひとり芝居を展開してたが
途中でやっと、何かおかしいと気付き
「あれ?」 と、目を開けたら
私が隣の部屋で茶を飲みつつ
冷淡な顔で観察しているもんで
恥ずかしさのあまりに怒り出した。 

私たちの交流は、いつも元夫の激怒でシメられる。
ちょっとした冗談なのに、何でここまで怒る?
と、いうのは私の言い分。 クスクス


私は寝るのがヘタなので、隣で爆睡されると
どうにも腹立たしくなるのだ。

私より寝つきが遅いヤツにまだ出会った事がないが
自分がやってきた仕打ちを考えると
寝てないヤツの横で気持ち良く眠る事は
到底できそうにない。

目覚めて両手両足を縛られていたら・・・
ああ、考えるのも恐ろしい。





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