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天使か悪魔か

リアルババアあしゅのいらん事言いブログです。 昔の記事は http://maho.lomo.jp/nashural/ に。

打席の奇術師

2005年の記事


野球の経験は、ソフトボールを
小学校の頃の授業で少ししたぐらいである。
高校の時に球技大会が、何故か毎年開催されていた。
遅刻して教室に入ると、選手の名前が黒板に書いてあり
その中に私の名前もある。

「何だあ? いないヤツが選ばれるんかあ?」
と、怒ったら
「真面目に選んでこうなったんだよおー」
と、皆、言う。
種目は何だろう、と、見たら、ソフトボールだった。

その後、ポジション決めで大揉めするので
「私は余った場所でいいよーん」
と、言い残し、サボリに行った。

よその教室に入り込んで
ホームルームの様子を見たりして遊んだ後
自分の教室に戻ってみると
私はセンターに決まっていた。

「げ、 守った事もない場所じゃん」
と、辞退したくなったが
他のメンバーを見ると、目立つ子、活発な子
などが名を連ねていて
何のパワーバランスが働いたのか
「スポーツで何でこいつらが選ばれたんだ?」
というヤツばかりなので 
球技万能の私の方が、まだマシ
と、諦めざるを得なかった。

大会の日まで練習は一切なしだった。
授業が終わると、お洋服を買いに行ったり
お茶をしたりと、お嬢様方の放課後は社交に忙しいのだ。

それは全学年共通なので
球技大会など何のためにあるのか
まったく存在価値がわからない状態である。


誰ひとり、待ちに待ってない大会の日になった。
どこのクラスも、担任ひとりが妙にはりきっている。
教師連中はトトカルチョでもやってるんじゃないのか?

いざ試合が始まってみると、悲惨なものだった。
どっちのチームも、投げられない・打てない・取れない。
得点はすべて押し出しかエラーで入る。

そのすべてが内野で展開し
私は外野でポツンとうんこ座りをし
「あーらら」 とか思いつつ
四葉のクローバー探しにいそしんだ。


こんな調子なので、えれえ長い試合になったが
(得点は膨大なケタ)
やっと最終回の6回裏
(時間が掛かりすぎるので、途中で変更になった)
うーん、試合状況をよく覚えてないのだが
確か1点勝ちでこっちは守り。
塁にはランナーがふたりいたような。

それまでボールには一度も触ってなかった私は
(打席に立っても、全回フォアボール)
四葉探しにも飽き
(というか、幸運に見放されてるのか、1個もない!)
センターで寝転んで、内野をのんびり眺めていた。

すると、何の間違いなのか、相手打者がフライを打ち
それがこっちに向かってくる。
「うっそーーーん、何でこの最後の最後にー?」
が、私の正直な感想。
もちろん私の人生において
フライなど一度も遭遇した事がない。

担任が 「ああ、もうダメだーーー」
と、失礼な雄たけびをあげたのが聞こえ
かなりムカつかされたが、怒っている場合ではない。

そのフライはヘロヘロしているくせに
やたら上昇しまくり
「この土壇場で通天閣打法かい!」 といった感じ。

私の脳内は物理の放物線図が頭をかすめ、混乱していた。
えーとえーと、質量の質点の時間がーーーーー???
とか、パニくってる場合じゃない。
ここでエラーをしたら
今まで他のヤツが散々やってきた事は棚に上げられ
“私” のエラーで試合終了で、それだけは避けたい。

後退より前進の方が早く移動できるのは
テニスで覚えていたので
とりあえず、全速力で後に走り
振り向いたら球が頭上を通過しようとしてたので
うおっっっ、と、飛びつき、見事キャッチできた。
危ねえええーーーーーーーー! 奇跡のキャッチ!!!

小躍りしたかったが、ランナーが取れないとふみ
先走って飛び出していたので
2塁に思いっくそ送球をした。

そのまま、そこに立ってグローブを構えていてくれたら
ジャスト送球だったのに
「恐いー」 と、2塁が避け
「いやあん」 と、ピッチャーが逃げ
キャッチャーまでが 「きゃあ」 とか叫びつつ
後逸してくれたのだ!!!
(えらいな豪腕に思えるだろうが
 グラウンドが狭いだけ)

担任は絵に描いたように地面に突っ伏し
私は呆然と立ちすくみ
ランナーはホームインし、私たちは負けた。

負けたのは私のせいじゃねえよな?
と、自問自答していたら
クラスメイトが
「あしゅがピッチャーをやってたら良かったね」 とか
この状況でそれを言うか? と
首を絞めたくなるような事を言い
「あんな球、取れないって。 ひどいー」
と、2塁手に睨まれ
おまえら、クラス内とはいえ、選抜選手だろーが! 
望んでそのポジションになったんじゃねえのかよ!
と、大暴れしたくなったが、球技大会ごときで揉めて
これ以上、敵を作りたくなかったので
「疲れる試合が1回だけで済んでラッキーじゃーん」
と言い、さっさと帰った。 (注: サボリ)

後から聞くに、他の試合の状況もまったく同じで
時間が掛かりすぎ
各チーム1試合ずつしたところで時間切れで
2回戦はなかったらしい。
勝ち負け、まったく意味ねえ・・・・・。


ここまで読んでわかっただろうが
これは私が球技が得意だという
自画自賛の日記である。
せっかくだから、野球にちなんで
もういっちょ自賛させてもらおう。


東京にいた頃、文武両道、アウトドア大好き、な
張り倒したくなる爽やか好青年と
付き合っていた時期があり
その彼氏にバッティングセンターに連れて行かれた。

バッティングセンターは初めてだと言うと
手取り足取り教えてくれ
そこでは一番遅い90kmのスペースで打たされた。

90kmは遅いので、カンカン打てるのだが
フォームがヘンらしい。
両手でバットを持たなくてはならないのが辛く
手首の返しが上手くできないのだ。

片手ならテニスの要領で気持ち良く打てるのだが
バットが重く、片手では持てない。
(私はテニスをやってるくせに
 中学の体力測定では握力が誰よりもなく
 不思議がられていたのである。)

そこのバッティングセンターは、速度が数段階あり
彼氏はいつも130kmのところで打っている。
私も次に行った時は、130kmに挑戦したが
普通に打てる。

ただ立って、来た球を打つのは面白くない。
そこで、何度目かに行った時に
最速の150kmに入った。
さすがに速い!

しかも、そこのマシンはノーコンで
どこに投げ込まれるかがわからない。
150kmの球は妙にデカく見え
豪速球がインコースに来ると、凄い恐怖!
プロ野球選手がデッドボールを避けられない理由が
よくわかった。

それでも何とか、バットには当てられるのだが
速い球はすんげえ重く、低く飛んで行くばかり。

打球は左に飛ぶので
振り遅れてはいないんだよなあ、とか
あれこれ考え、球をヒットした時に体重をかけ
バットを振り抜くという打法で
何とかホームラン級を打った時は
通い詰めて1週間ぐらい後の事だ。

おおおっ、やった! 打てた!! と、思った瞬間
横から拍手が聞こえ
振り向くと、ギャラリーがワラワラと
見物しているのに気付いた。
150kmのスペースは
一番はじの出入り口近くにあるのだ。

そこにきて、ようやく自分がちょっと
恥ずかしい事をやっていたと気付き
「もう行かない!」 と、ヘソを曲げ
バッティングセンター通いは辞めた。
彼氏は 「何で? 皆、応援してくれてたんだよ」
とか言うが、そんな気色の悪い体育会系連帯感はいらん。


彼氏は、「あのフォームで何で打てるんだろうねえ」
と、不思議がっていたが
最近になって、室伏のハンマー投げを見ていて発見した。
あの体重移動と同じような事をやっていたのだ。

カッキーンと打つ瞬間、「カッ」 でバットに球を捕らえ
「キーン」 で、バットを振りつつ体重を後に掛け
うりゃあ! と、球を持っていくのだ。
打っている瞬間は、かかと立ちになっている。

これが正しい打法じゃないのは百も承知だが
私にとって、重いバットと重い球は
ハンマーに匹敵するのである。

これに気付いた時に、ふっふっふ、頭脳の勝利だな、と
ひとり、ほくそ笑んだが
それまで気付いてなかった事自体
そんなに脳みそは使っていなかった証明か?









コメント

あしゅが、そんなにスポーツ万能だったなんてー!
あんまり運動とかしなそうな感じに思ってたよ。
私は、玉を使った競技ほどいやなものはなくてねぇ。
バレーとかバスケとか最悪だったわ。
そのわりに、テニス部には入ってたけどなw

ふみえ
運動は嫌いだけど
スポーツは比較的、好きなんだ。
でももう、骨折とか捻挫とか怖いから
あまり動かないようにしてる。

テニスができたんなら
運動音痴じゃないよ。
テニスって難しいんだってさ。

  • 2017/06/11(日) 17:02:21 |
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